1984-04-06 第101回国会 参議院 逓信委員会 第4号
例えば私自身の経験をもう一つ申し上げれば、ある製薬会社がスポンサーであったときに、アンプル入りかぜ薬で人が死んだという事件がありました。
例えば私自身の経験をもう一つ申し上げれば、ある製薬会社がスポンサーであったときに、アンプル入りかぜ薬で人が死んだという事件がありました。
特にアンプル入りのかぜ薬のとき等があります。アミノピリンとかスルピリンとかいう劇薬は鎮痛・下熱剤としては非常に有効である。ただし、これはかぜのビールスを退治するのじゃない、治療には関係ない、鎮痛・下熱の作用がある。それをたとえば医療機関、薬局を二つ、三つのところで投与を受けましたり買ったりいたしまして飲む。そういう場合には過剰投与というか相互作用といいますか、そういうことになります。
昭和四十年にはアンプル入りかぜ薬事件が起こった。さらに、その後キノホルムによるスモン病あるいは、もう一つは先ほど来大原先生からもお話がございました薬づけ医療、そういうことによる健保財政の赤字、こういうような問題が背景となって、昭和四十五年七月十日の第六十三国会の決算委員会において委員長要望で「医薬品の効能などの再検討」ということが議題とされたのは御承知のとおりです。
田辺製薬で注射用のグルタイドというのが出ておりまして、二百ミリで二百アンプル入りだと思いますが、これが三万円ですから、一アンプルが百五十円。これが薬価基準では三百五十円。そうすると、これも三・三倍ぐらいになるわけです。
台糖ファイザーのシンナロイド、小野薬品のどれでいきましょうか、いま言ったガミベタールでいきましょうか、田辺製薬のグルタイド錠あるいは注射用のグルタイド二〇〇アンプル入り、日本ケミファのデランテールカプセル、東洋ファルマーの塩化リゾチーム錠、こういうものを一体何ぼで購入しておるか。
これは先生御承知のようにアンプル入りのかぜ薬の問題とか、あるいはシクラミン酸等の問題あるいはキノホルムなり女性ホルモン等いろいろそういうふうに段階を経て厳重にやっておるわけでございます。 薬事審議会の構成でございますが、これはかいつまんで申し上げますと約五十人の委員がございます。これの構成は大体医系の方が半分、薬学の方が半分ということでございます。
○黒部政府委員 先ほども申し上げましたように、アンプル入りのものでございまして……(楢崎委員「そんなことは聞いておりませんよ、通達があるかと聞いているのです」と呼ぶ)通達はないと思います、爆弾がございませんから。
これはアンプル入りのかぜ薬の事件もありましたし、あるいはサリドマイドの事件以外にも、最近はスモンのキノホルムの整腸剤の問題が出ております。これはまだ訴訟なんかにはなっていないと思います。だが、そのときの政府の立場というのははっきりしなければ、企業責任が明確にならないのではないかと思うのですが、いかがですか。
最初に、アンプル入りかぜ薬の犠牲者の問題でございますが、これはまことに申しわけございませんが、きょう私どもその資料を持ってまいっておりませんので、調査の上、先生に御報告申し上げたいと思います。 それから第二点のサリドマイドの問題でございますが、これはこの前の当決算委員会で私から高田先生に御返事申し上げたわけでございますが、結局、これは国がやはり被告として訴えられておるわけでございます。
そこで私は、この基本方針の——これは薬務局で出している「薬務行政」という本ですけれども、これによりますと、私は、この四十二年にこの基本方針をつくったということは、なぜつくったかというと、先ほどお話がありましたように、アンプル入りかぜ薬とか、サリドマイドとか、いろいろな事件が起きている。だから要するに、いままでの基準はどうも甘過ぎる。したがって安全な薬をつくるために基本方針をつくらなければいけない。
サリドマイドの問題とか、あるいはアンプル入りのかぜ薬問題、こういう問題で薬の事故というものが社会的にも非常に問題になったわけでございます。
○政府委員(加藤威二君) 確かにアンプル入りかぜ薬事件というようなものがございましたので、私どもも四十二年以前の承認が完ぺきであったとは思いません。また、四十二年以後のことでも、あるいは将来絶対に事故が起こらぬということは保証できないわけでございます。
そのほかいろいろございますが、そのうちで特に申し上げたいのは、これは、それより数年前に御承知のようにサリドマイド事件とかあるいはアンプル入りのかぜ薬の事件というような、社会的にも政治的にも問題になるような医薬品関係の問題が生じましたので、やはり医薬品につきましては安全性というものを特に重要視して、承認の場合には絶対にそういう害のないように、効能ももちろんなければこれは困るわけでございますが、効能と同時
アンプル入りのかぜ薬だってそうだ。自主回収をしたり、関係がないといったり。サリドマイドだってそうでしょう。ちゃんとサリドマイド睡眠薬を禁止したならば奇形児は出なくなった、アザラシっ子は出なくなったのだ。そういう点について業界の圧力に押されたり政治の圧力に押されたり、そういうことをやるわけだ。日本の政府はだから信用がない。
特に昨年の当初、アンプル入りのかぜ薬の事故がありましてから、医薬品業界というのは従来にないような業績不振の状況を続けてきているわけでございます。で、生産額にしましても、ただいま大臣から申し上げましたように、四十年の生産額は四王五百億円ということで、対前年比わずか八%だけの生産額の増が見られているわけでございます。
○政府委員(坂元貞一郎君) 昨年の冬起こりましたアンプル入りかぜ薬の事故のいわゆる前後措置としまして、私どものほうが各都道府県なり、あるいは関係のメーカー等に指示をいたし、指導をいたしました点はたくさんあるわけでございますが、そのうち、おもだった点だけを申し上げますと、もちろんアンプル入りかぜ薬の使用の禁止ということはもう当然でございますので、そういう趣旨の通達は早急に出しております。
これを見ると、特徴はピリン系の錠剤やアンプル入りを重ねて飲んだり、ほかの会社のものを、名前の違ったやつを飲んだりして、量を過ごしてショック死を起こしておる。味がついておるものだからちょっと飲む、こういうことであります。しかも解熱作川があるだけであって、その作用がかぜにきくわけでもないのに、それを飲んで死んでいくということがたくさんある。
もう一つ、薬について関心を持つようになったのは、これはこの前若干国会の最後のどたんばでやりとりいたしましたが、つまりアンプル入りのかぜ薬の問題、ショック死の問題が起きたのであります。強力パブロンの問題であります。これは大正製薬を言って悪いけれども、かたきにするわけではないが、強力パブロンの問題等、ショック死の問題が起きたのであります。
こういうわけで、私どもの強力パブロンばかりでなく、これを、わかりやすくいえばまねてつくったアンプル入りのかぜ薬がたくさんあるのでございます。これらもみなそれぞれアンチピリンまたはその誘導体を含んでおるのでございまして、それがなければきかないので、薬はきかなければ売れませんから、そこで入っているわけなのでございます。
それから強力パブロンの場合は、アンプル入りのかぜ薬で私は申し上げたいのだが、新薬についての製造、販売の許可あるいは承認という薬事審議会その他の制度がだめなんだよ。だから、自覚症状のない者は解剖しなければわからぬと医者が言ったから、私の関係者は、それは解剖すべきだと言って、自分で金を出して解剖した。そうしたら、薬物中毒だということになった。
たとえば、きょうは上原長官が見えておるから悪いけれども、強力パブロンなんか、アンプル入りのかぜ薬なんか、いろいろな議論を通じて中止したんだ。一年間に一億本も売れておったそうだけれども、とにかく自主的な規制から中止にいったわけですよ。
次の、かぜ薬の配合基準につきましては、さきにアンプル入りのかぜ薬を回収、今後の製造を禁止したことに伴いまして、一般のかぜ薬についても安全性を高めるための配合基準の改定をいたしておりますが、これは配置販売業者の頓服ができなくなりますので、考え直していただけないだろうかという請願でございます。
同じくアンプル入りかぜ薬でもみんな製法は異なっています。某製薬会社のいわゆるパブロン、テルミックという同一処方に基づいたものだけが、人の生命を奪い、死に至らしめている。こういうことなのであって、私どもはこのアンプルのかぜ薬を追及していくときには、エスエスさんの薬も死に至らしめているじゃないか、こういうふうに判断をしていた。
それから、アンプル入りかぜ薬だけがいけないという理由はどらかというのでありますが、私どもの立場としましては、厚出大臣から、アンプル入りかぜ薬の可否いかんと尋ねられたのでありますから、それに対する答申だけやる義務しかなかった、また、しても意味なかったのでありますが、しかし、どうしても派生する問題で、一般のかぜ薬に対してもやはり規制を加えるべきものであるという要望を出した次第であります。
○佐々参考人 私は、厚生省の薬事審議会の新薬特別部会部会長とそれから医薬品安全対策部会長を兼任しておる関係上、今回のアンプル入りかぜ薬に対しましては、まあ表面の責任者でございますので、御説明申し上げる次第でございます。
第二三一二号)(第二三二三号) (第二四二三号)(第二四九四号)(第二五五 四号)(第二五八八号)(第二六一七号)(第 二六三三号)(第二六四九号)(第二六五〇 号)(第二六五一号)(第二六五二号)(第二 七一三号)(第二七一四号) ○引揚医師の免許及び試験の特例に関する請願 (第一九六九号)(第二〇七八号)(第二二一 七号)(第二二二二号)(第二三二〇号)(第 二四九三号) ○アンプル入り
それによりまして、厚生省といたしましては、アンプル入りのかぜ薬につきましては今後製造許可を認めないという方針で、本日、薬務局長通牒をもちまして各都道府県並びに関係団体のほうに通知をいたしてございます。
大出俊君紹介)(第三二二〇号) 健康保険法改悪反対及び医療の改善に関する請 願(大出俊君紹介)(第三二二一号) 同(秋山徳雄君紹介)(第三二二二号) 引揚医師の免許及び試験の特例に関する請願 (大橋武夫君紹介)(第三三二六号) 同(倉石忠雄君紹介)(第三四三四号) 同(地崎宇三郎君紹介)(第三四三五号) 各種医療保険制度の統合に関する請願(宇野宗 佑君紹介)(第三三五七号) アンプル入り
○国務大臣(神田博君) 先般来、アンプル入りのかぜ薬のために犠牲者の出ましたことは、まことに遺憾でございます。そこで、これに補償を政府が考えておるかということでございますが、目下のところ、そのようには考えておりません。
次の問題は、これもいま話題の問題でありますが、アンプル入りのかぜ薬でなくなった方ですね、この人に対する補償、あるいは回収した中小企業に対する補償など、一体厚生省は責任があるのかないのか、このことをお聞きいたします。